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 この度は、第34回日本受精着床学会総会ならびに学術講演会を担当させていただくこととなり、身に余る光栄に存じます。
 ARTによる出生数は、いよいよ年間4万人を突破する時代となりました。治療周期数のピークはついに40歳台となり、この年齢での妊娠率は15%ですが流産率は30%を優に超えてしまいます。ARTでせっかく妊娠までこぎ着けたのに流産してしまうことは大変辛いことですが、われわれ生殖医療に携わるものにとっても辛い出来事です。妊娠率を上げ、流産率を下げて生産率を上げよう、そんな願いを込めて学会のテーマを“STOP the 流産”としました。
  竹下俊行先生
 本学会は、産婦人科医をはじめ、泌尿器科医、看護師、胚培養士、カウンセラー、コーディネーターが集う学際的な集会です。会場は、しばらく東京が続きましたので軽井沢を選びました。おそらく東京ではまだまだ残暑が続いていることと思いますが、涼しい軽井沢で、明日の生殖医療を担う仲間とともに熱い議論を交わす会にできればと思っています。どうか、多数の皆様にご参集頂きますようお願い致します。

第34回日本受精着床学会総会・学術講演会
会長 竹下俊行(日本医科大学 女性生殖発達病態学 大学院教授)